インドのクリスマスと年末年始

殆どのインド人はヒンドゥー教徒が多いため、クリスマスは盛大には祝いません。

 

インドでは自分が何の宗教を信じているのかを政府に登録する必要があり、ヒンドゥー教徒キリスト教徒はハッキリと分かれています。

 

※外国人も、ビザ申請の時に宗教を登録する必要があります。

 

日本人は「自分は〇〇教徒だ」という意識が希薄なため誰でもクリスマスを祝いますが、インドではキリスト教徒以外は自宅でクリスマスを祝うことはないそうです。

 

インド人にはこれが奇妙に映るらしく、「日本人は結婚式を教会で行う人が増えていると聞くが、日本でもキリスト教徒が増えているのか?」などと質問されます。

 

インドの場合、宗教が異なると結婚をするのも(法律的には可能でも)社会的に難しく、同じヒンドゥー教徒でもカーストが違うと結婚できないといった事情があります。

 

※都市部ではだいぶ自由になっているそうですが、チェンナイのあるタミルナドゥ州は結婚において極めて厳格にカースト制度が機能している地域の1つと言われています。

 

今でも、カーストを無視して結婚した子どもが親に殺害されるといったニュースが報道されます。

 

インドは宗教に基づいて生活をしているので、七五三を神社で行い、結婚式を(結婚式場付属の)教会で行い、葬式を寺で行うという日本の感覚はなかなか理解しづらいようです。

 

なお、異なる宗教の人同士はそれぞれの宗教に基づいた生活をしていますが、少なくともチェンナイではお互いの違いを尊重しており宗教トラブルというものは聞きません。

 

インドと仲が悪いのが隣の国パキスタンですが、チェンナイはムスリムが少なくパキスタンから遠いこともあって(?)職場の同僚に聞いてもイスラム教に対して特段ネガティブな感情はないようです。

 

さてクリスマスについては、一部のレストランやホテルでクリスマスの飾り付けがしてありますが、日本ほど「街中いたるところで」という感じではありません。

 

しかし逆に、飾り付けがしてある一部の店では12月26日を過ぎてもクリスマスツリーを撤去しません。

 

私は12月28日に韓国料理を食べに行きましたが、店内にはクリスマスツリーが飾ってあって店内ではずっとクリスマスソングが流れていました。

 

日本の場合は26日になったらクリスマスの装飾は全て撤去して新年の装飾にガラっと置き換わりますが、インドでは"Merry Christmas"と"Happy New Year"は一緒にお祝いするようです(欧米もそうらしいですね)。

 

新年については、日本のように盛大には祝いません。

 

多くの企業では12月31日まで働き、元日だけ休んで、2日から普通の平日として働きます。

 

日本の場合には12月30日から1月3日くらいまでは曜日感覚がなくなりますが、インドに住んでいると曜日感覚はなくなりません。

 

インドでは新年を大きく祝わない代わりに、インド独自のお祭りを盛大に祝い、その期間に長期休暇があります。

 

インド北部最大のお祭りは10-11月に行われるディワリで、北部では3~4日の休み、チェンナイでも2日休暇になりました。

 

チェンナイ最大のお祭りは1月中旬にあるポンガルで、タミルナドゥ州では3日ほど休みになります。

 

こちらはインド全体のお祭りというよりはタミル人のお祭りなので、インド北部では普通の平日となっています。

 

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