貸借対照表について説明します

会社の成績表として最も有名なものが貸借貸借表と損益計算書です。

 

今日、経理初心者のインド人に貸借対照表損益計算書とは何か?を説明したので、この機会にまとめておこうと思います。

 

経営者にとってこの「成績表」は試験の点数のように重要なものです。この記事では、貸借対照表について説明します。

 

貸借対照表とは、企業の財産の全体像を表した表です。

 

決算期の貸借対照表を事業報告書に記載します。

 

例えば、3月決算の企業であれば3月31日時点の貸借対照表を記載します。

 

f:id:kaigai_life:20190402010852p:plain

 

この表の左を「借方」、右を「貸方」と呼びます。

 

「貸方」とは、どうやってお金を用意したか(調達)

「借方」とは、用意したお金を何に使っているか(運用)

を表します。

 

貸方は、人様から借りてきた、または人様から預かっているお金である「負債」と、自分のお金である「純資産」に分かれます。

 

具体例を挙げて説明します。

 

例えば、友達から50,000円を借りて、自分でもバイトで50,000円稼ぎ、手元に100,000円の現金があったとします。

すると、貸借対照表は下記のようになります。

 

f:id:kaigai_life:20190402012132j:plain


負債(友達から借りてきたお金)が5万、資本金(自分のお金)が5万あり、それを現金という形の資産で持っています。

 

この現金10万を使ってパソコンを購入すると、貸借対照表の借方が以下のように現金からパソコンへ変わります。

 

f:id:kaigai_life:20190402012509j:plain

 

 借方(左)が運用、貸方(右)が調達、というイメージを持って頂けたでしょうか?

 

ざっくりまとめると、貸借対照表は以下の3要素でできています。

 

1.負債

人様から借りてきた、または預かっているお金

銀行からの借入金、仕入先への買掛金(商品は受け取ったが、まだ支払をしていない代金)など

 

2.純資産

自分の(自社の)お金

自分で準備したお金である資本金や、利益剰余金(ビジネスの儲け・損)などが該当します。

 

3.資産

負債と純資産を何に使っているか(どういう状態にあるか)を表します。

 

借方と貸方は常に一致します。

つまり、常に「資産=負債+純資産」となります。

 

なお、企業活動では純資産を増やしていくことが重要です。

純資産には、最初から自分で用意したお金である「資本金」(+資本準備金)と、ビジネスで稼いだ結果である「利益剰余金」があります。

 

例えば、自己資金5万円と借入の5万を元手に10万のパソコンを購入し、ブログを始めたとします。

そして、Googleアドセンスで10万稼いで現金が手元に入ったとすると、貸借貸借表は以下のようになります。

 

f:id:kaigai_life:20190402013739j:plain

 

資本金は「元々準備していたお金」なので、追加でお金を用意して来ないと増えません。

 

上記の例で言うと、ブログで稼げないからバイトをして、バイト代をまたブログ資金に充てると資本金が増えます。資本金の増減とビジネスの成果とは関係がありません。

 

それに対して、本業のビジネスで稼いだ結果が「利益剰余金(余った利益のお金)」です。

 

従って、ビジネスでは利益剰余金を増やしていくことが重要です。

 

そこで、1年間で利益剰余金がどのくらい増えたのか、減ったのかを記録する専用のフォーマットがあります。

 

それを「損益計算書」と言います。

 

例えば2019年3月と2020年3月の貸借対照表の利益剰余金を見比べて

 

2019年3月:100,000

2020年3月:200,000

 

と書かれていれば、1年間で利益が増えていることは分かりますが、どうして利益が増えたのかが全く分かりません。

 

商品がいっぱい売れたからなのか、使えない社員を大量リストラしたからなのか、そういった事情が全く分かりません。

 

経営者の成績を判断するためには貸借対照表だけでは不十分で、損益計算書が必要になります。

 

 

<余談>貸方、借方の呼び方について

 

f:id:kaigai_life:20190402012132j:plain

 

記事本文で引用した上記の図ですが、どうして「借入金」が「貸方」にあるのか、違和感がないでしょうか?

 

そこで、どうして貸借対照表の左を「借方」、右を「貸方」と呼ぶのかについて調べてみました。

 

例えば、資本金10万円でビジネスを始めた私がA銀行、B銀行、C銀行から10万円ずつ借りて、Dさん、Eさんに20万円ずつ貸したとすると、貸借対照表は以下のようになります。

 

f:id:kaigai_life:20190402014943j:plain

 

このとき、借方には私からお金を借りている人の名前が、貸方には私にお金を貸している人の名前が並んでいます。

 

従って、左を借方、右を貸方と呼ぶ、ということでした。

 

参考URL https://www.manegy.com/news/detail/392